【コラム】フリースローのギネス記録

今日はバスケに関する世界記録の話。

フリースロー(以下 FT)のギネス世界記録というのがある。
これは試合中などの話ではなく、体育館でFTをただ打ち続ける状況における世界記録の話。

1993年、当時70歳だったアメリカ カリフォルニア州在住のトム・アンベリーさんが達成した。
週6日の自主トレーニングを行なっており、FTを毎日500本打っていたアンベリーさんは、体育館を借りてギネス世界記録に挑戦。
『連続で決めたFTの数』に挑んだ。
普段の1日500本練習でも、1本も外さずに終えたのが473回もある。素晴らしいメンタルの持ち主でないと不可能なことだ。
ギネス世界記録も見事達成し、2750本連続成功に達成。
(ちなみに僕の連続成功記録は23本。20本に達したのはその一度のみ。15本以上連続は複数回)
NBA選手でもなかなか達成出来なさそうな領域の成功数である。
しかも2751本目を外したわけでもなく、挑戦開始から12時間以上経過した為に体育館の借りられる時間を過ぎ、中止せざるを得なくなり、記録が止まったようだ。

ここから得られる教訓として「シュートがいかにメンタルに左右されるか」を物語っている。
「ボールを持ってからぴったり6秒」で打つのがアンベリーさんのマイルールらしく、『全く同じように毎回に打つ』がキーポイント。

プロの選手の中でも一握りの選手達は“ゾーンに入る”ということができる。いわゆる無敵に近い状態で、この状態の経験がある選手は口を揃えて言う。
「無意識の集中状態だ」と。

アンベリーさんも、無意識の状態になることができる人だったのだろう。
でなければ1000本・2000本といった節目などできっと緊張するはずだ。

NBA選手でも、試合中のFTにおける最高記録は97本。100にすら届かない。
試合中とアンベリーさんの状況では緊張度合いも変わるだろうが、それでも偉大な記録だ。2750回も同じ動作をできる人はそういない。
だが、人間は極めれば想像もつかないようなレベルになることができる。

投稿者: コーチRyo

バスケスクールONE BY ONE代表

コメントを残す