【コラム】成長の種蒔き②

先週に続いて今回もこのタイトルで。

子供達に対して保護者が『少しでも上手くなってほしい』という想いから

「こういう時はドリブルじゃなくてパスしないと!」
「相手がここにいるからこっちに攻める!」

と取捨選択的なアドバイスをする光景を時々見かけます。(ONE BY ONEではあまりそういった光景は無いですが)
これはアドバイスが的確であったとしても、判断力の成長を止めてしまう可能性があります。

例えば良くないパスを出して相手に取られたとして、
「今のパス、どうしたら良かったと思う?」
と聞いてみましょう。どうすれば良いか、考えることを促します。
相手に取られていないパスだったとしても、「どうすればさらに良くなる?」と聞いてみます。

子供達の成長を促すコツの1つとして、“子供自身の考えで導く”ことがポイントです。
「この場合の正解はこう!」
と直接的な答えを教えるだけだと、同じ場面で機械のように同じ行動しかできません。応用が効きにくくなります。そもそもバスケをプレイしていて「これが絶対正解!」という動きはありません。

例えば「ダブルチームされたらフリーの味方に絶対パス!」と決めているチームがいたとします。
相手からすればダブルチームを仕掛けて、パスが来るのを待てば良いだけになります。パスカットを狙う為に誘導し、実行するのが容易です。もちろん“セオリー”としては誰かがフリーになっているのでダブルチームされればパスすべきですが、そのセオリーの裏をかいた技術も存在します。

スラムダンクでは山王戦のダブルチームを、宮城が中央突破するシーンがありますよね。スプリットというスキルです。

かと言って“セオリーの動き&その裏をかく”、という2つの選択肢で教えるのでもなく、まず子供達に考えるようにするんです。そしてヒントを与えます。

コーチングというのは、学校の先生のようなティーチングとは異なります。
コーチングは自分で考えて辿り着くように導く。
ティーチングは答えを教え、解き方も教える。

歴史の授業で、
「ここから信長はどう攻めて戦に勝てたのでしょう?」とグループで話し合いさせて毎回考えるような授業はしないですよね?
どうなったかを先生は教えながら、理由やその後の話に紐付けていく。

スポーツのコーチングでそのやり方だと、それでは子供が伸びにくいのです。

先日のONE BY ONEのトレーニングでは、ドライブをメインテーマに行いました。その中で先程 例に出したスプリットも少しだけ練習しました。
その過程で、
「この時ってどっちの足?」
「こうやるのはトラベリング?」
「ここでドリブル突いたら速くなる!」
など、子供達が試行錯誤を行い、僕もアドバイスしたり、「それはトラベリングなるよ」と指摘したり、同じメニューを続けていく中で子供達がどんどんそのメニューの質を変化させていく様子がありました。

僕は「今までのONE BY ONEの中でも特に理想的な2時間だなぁ」と思いながら見ていました。

皆さんもぜひ、子供達に声を掛けるときに意識してみて頂けたらと思います。
“自分で考えてプレイできる”子は成長が早く、自分で成長の実感も得ることで自信にも繋がるのです😊

投稿者: コーチRyo

バスケスクールONE BY ONE代表

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