近年では少なくなりましたが、NBAではリバウンド力だけにフォーカスして雇われる選手もいます。シュートはゴール下しか入らない、フリースローも50%程度。それでも年間数億円近い稼ぎを得ているのは”リバウンド”が素晴らしいから。
学生選手でリバウンドに注力する選手は少ないでしょう。
リバウンドと言われるとこぼれ球を拾ってるような印象かも知れませんが、オフェンス・ディフェンスどちらでも、リバウンドとは『攻撃権を奪い取る』という行為に言い換えることもできます。
相手が打ったシュートのリバウンドを取ることは『相手のオフェンスを終わらせる』ことを意味し、自分のチームが打ったシュートのリバウンドを取ると『相手に攻撃権を与えず、もう一度自分たちが攻撃する』ことになる。
ポケモンなどのゲームで言うなら自分のポケモンだけ2回ずつ攻撃できるようなもの。すごく強いと思いません?笑
シュートが決まったりフリースローを獲得した場合以外は、基本的に攻撃権を毎回取り合う。それがリバウンドなのです。
なのでFG%(フィールドゴール%。試合中のシュートの確率)が相手より低くても、リバウンドを取りまくったチームの方が得点は多いということがあったりします。
50本シュートを打って20本決めたAチーム(40%)
30本シュートを打って15本決めたBチーム(50%)
Bチームの方がシュートを高確率で決めていますが、Aチームが勝つことになります。
スラムダンクでも赤木キャプテンが初心者の桜木に「リバウンドを制する者はゲームを制する」という言葉を教えていましたね。
昨年映画にもなった山王戦では終盤の逆転する為の作戦において安西先生が「リバウンドを取ることができれば4点分の働きになる」と桜木に伝えます。
この4点分とは…
リバウンドを相手に取られたらシュートチャンスが相手に渡るからそれを防ぐ(2点取られるのを防ぐ)、自分のチームにシュートチャンスが生まれる(2点取るチャンスが生まれる)
ということ。
野球で例えるなら、「ファールが確定的なフライを必死に取りに行ってキャッチしてアウトにする」感じです。ファールに終わるとまだ打席は続きますが、アウトにすることで終わらせられますよね。
また、これはディフェンスにも同じことが言えるんですが、シュートはどんなエリート選手にも好調不調の波が少なからずあります。しかし、ディフェンスやリバウンドはそんなことは起きません。必死にやるかどうか、良いポジションを取ることができるかどうか。
経験値の高い選手なら、ある程度落ちてくる位置を予測して先に動くことも出来ます。
リバウンドはガードも含め、全員に必要なスキルです。
ぜひ一度、奥深いリバウンドの世界に興味を持ってみてほしいです🏀
下記の動画はNBAでリバウンダーとして長年活躍したレジー・エバンスという選手で、NBAの中では大きくないのですが、素晴らしいリバウンド力でチームを支えてきました。
